81アクターズスタジオの卒業生一覧と2つの所属道

こんにちは、声優スタートラインの運営者ひーです。

81アクターズスタジオの卒業生について調べているんですね。「どんなすごい人たちがいるんだろう?」「卒業生の一覧が見たいな」とか、特に江口拓也さんや斉藤壮馬さんがどう関係しているのか、気になっている方も多いかもしれません。

もしかしたら、高橋李依さんや上田麗奈さんがスタジオの「何期」なのか、具体的な情報も探しているかもしれませんね。私も過去に声優を目指していた時期があるので、81プロデュースのような国内最大手の直系付属養成所が、どんな方々を輩出しているのか、その実績はすごく気になっていました。

今回改めて深く調べてみて、81アクターズスタジオには、実はプロになるための「2つの主要なルート」があることがハッキリとわかったんです。これは、単に「卒業生」とひとくくりにできない、81グループの戦略的な人材育成の仕組みそのものかなと思います。

この記事では、そうした卒業生の具体的な顔ぶれや、皆さんが気になっているであろう「所属のプロセス」、そして「81オーディション」との密接な関係、さらにはスタジオ本科の気になる「合格率」や「費用」についても、私の視点で詳しく掘り下げてみました。

  1. 81アクターズスタジオ出身の主な声優一覧とその経歴
  2. 「スタジオ卒業」と「オーディション合格」という2つの道
  3. 所属までにかかるリアルな費用やオーディションの驚くべき倍率
  4. 卒業生の活躍分野に見る81の育成環境の特徴

81アクターズスタジオの卒業生の顔ぶれと2つの道

まず、皆さんが一番気になっている「どんな卒業生がいるのか」を詳しく見ていきたいと思います。81アクターズスタジオの出身者というと、本当に今の業界の第一線で活躍されている方ばかりですよね。

ただ、その経歴をよく見ると、「どうやって81プロデュース所属に至ったか」という点で、大きく2つのパターンに分けられるんです。この違いを理解することが、81アクターズスタジオという場所を理解するカギかなと思います。

卒業生の主な一覧と2つのルート

「81アクターズスタジオの卒業生」と聞くと、私たちはつい「養成所に1年(または2年)通って、卒業公演を経て、プロダクションに所属した人」という一般的なイメージを持ちがちです。ですが、81プロデュースの場合は、もう少し特徴的な仕組みになっているようです。

大きなルートは、以下の2つですね。

声優になるための2つの道、地道な養成所ルートと華やかなオーディションルートを表すイメージ
  1. ルートA:スタジオ(養成所)卒業生

    81アクターズスタジオの正規カリキュラム(本科など)に、学費を納めて入所し、1年間の厳しい訓練を経て、最終関門である「プロダクション所属オーディション」に合格して所属を掴み取った方々。いわば「積み上げ型」の王道ルートです。

  2. ルートB:81オーディション受賞者

    2007年から開催されている全国一般公募の「81オーディション」で優秀な成績(グランプリ、優秀賞など)を収め、その「受賞特典」として81プロデュースへの所属権と、81アクターズスタジオでの特待生(無償)レッスン権を得た方々。こちらは「才能発掘型」のエリートコースですね。

一般的に「卒業生」として名前が挙がる方々には、この両方のルート出身者が含まれているんです。この点を踏まえて、主な出身・関連声優さんを、このルートの違いが分かるようにまとめてみます。

氏名(ふりがな) 主な関連経歴(ルート)
三木 眞一郎 (みき しんいちろう) さん 81アクターズスタジオ 第1期卒業生(ルートA
三宅 健太 (みやけ けんた) さん 81アクターズスタジオ 卒業生(ルートA
恒松 あゆみ (つねまつ あゆみ) さん 81アクターズスタジオ 卒業生(ルートA
くまい もとこ さん 81アクターズスタジオ 卒業生(ルートA
江口 拓也 (えぐち たくや) さん 第1回 (2007年) 81オーディション 優秀賞(ルートB
斉藤 壮馬 (さいとう そうま) さん 第2回 (2008年) 81オーディション 優秀賞(ルートB

かつ、スタジオ第24期卒業(※ハイブリッド)

西山 宏太朗 (にしやま こうたろう) さん 第3回 (2009年) 81オーディション 特別賞(ルートB

かつ、スタジオ第22期卒業(※ハイブリッド)

大久保 瑠美 (おおくぼ るみ) さん 第3回 (2009年) 81オーディション 優秀賞(ルートB
原 紗友里 (はら さゆり) さん 第2回 (2008年) 81オーディション 優秀賞(ルートB
上田 麗奈 (うえだ れいな) さん 第5回 (2011年) 81オーディション 特別賞(ルートB
高橋 李依 (たかはし りえ) さん 第5回 (2011年) 81オーディション 特別賞(ルートB
伊東 健人 (いとう けんと) さん 81アクターズスタジオ 卒業生(ルートAと推測)
駒田 航 (こまだ わたる) さん 81アクターズスタジオ 卒業生(ルートAと推測)
武内 駿輔 (たけうち しゅんすけ) さん 81アクターズスタジオ 卒業生(ルートAと推測)
中島 ヨシキ (なかじま よしき) さん 81アクターズスタジオ 卒業生(ルートAと推測)

(※上記は一部の著名な方々です。また、経歴は公表されている情報やスタジオ公式サイトのメッセージなどを基にしています。)

こうして見ると、特に2007年以降に頭角を現した人気声優さんの中には、ルートB(81オーディション)の出身者がかなり多いことがわかりますね。これが81プロデュースの大きな特徴の一つです。

81オーディション特待生という道

ステージ上でスポットライトを浴びながら審査を受ける日本人オーディション参加者の緊張感

この「ルートB:81オーディション」は、81プロデュースの所属になるための、いわば「スター発掘」ルート、あるいは「即戦力・将来性発掘」ルートですね。

年に一度、全国規模で開催される一般公開型のオーディションで、年齢や経験を問わず(※応募要項は年によります)応募できます。ここでグランプリ、優秀賞、特別賞などを受賞すると、その時点で81プロデュースへの所属が決定します。

そして、ここが最も重要なポイントなんですが、受賞者には特典として「81ACTOR’S STUDIO特待生として無料でレッスンが受けられる」権利が付与されるんです。

立場の決定的な違い

つまり、ルートA(養成所)の生徒が「所属を選抜されるために学費を払って学んでいる」のに対し、ルートB(オーディション)の受賞者は「すでに所属が内定した上で、プロとしての基礎体力や実務を研修として無料で学んでいる」わけです。

同じスタジオで学んでいても、スタートラインの立場がまったく違う、ということですね。

この強力なオーディションルートを持っていることが、81プロデュースの強みであり、多くの才能が集まる理由の一つかなと思います。

スタジオ出身の三木眞一郎

一方で、三木眞一郎さんは、81アクターズスタジオの歴史と伝統を象徴する「ルートA(スタジオ卒業生)」の筆頭と言える方です。

スタジオの栄えある第1期卒業生であり、2007年の「81オーディション」が始まる遥か以前から、スタジオが着実にプロの声優を育成・輩出してきた「伝統」と「実績」の何よりの証明かなと思います。

さらに興味深いのは、その第1期生である三木さんが、後年(第10回など)の「81オーディション」でMC(司会)を務めたりしている点です。スタジオで育った大先輩が、今度はグループの新たな才能(ルートBの受賞者)をステージで迎え入れる役割を担う……なんだか、81グループ内における強固な人材循環、一種の「エコシステム」が確立されているのを感じますね。

オーディション出身の江口拓也

江口拓也さんは、「ルートB(公開オーディション)」における「初代」の大きな成功事例と言える方です。

2007年に開催された記念すべき第1回オーディションで、見事「優秀賞」を受賞されています。江口さんのその後の目覚ましい大活躍が、第2回以降の「81オーディション」というルートの注目度と権威性を一気に高め、ブランド化したのは間違いないでしょうね。

現在でも、81プロデュースが「81オーディション」をPRする際には、斉藤壮馬さんや高橋李依さんらと共に、必ずと言っていいほど「輩出実績」としてお名前が挙がる、まさに「オーディションルートの象徴」的な存在だと思います。

ハイブリッド出身の斉藤壮馬

斉藤壮馬さんや、同じくオーディション出身の西山宏太朗さんの経歴は、さらに興味深いです。彼らはいわば「ハイブリッド」事例と呼べるかもしれません。

斉藤壮馬さんは、第2回(2008年)81オーディション(ルートB)で優秀賞を受賞し、その時点で81プロデュースへの所属が内定しました。その上で、特待生として81アクターズスタジオに入所し、第24期生として卒業(ルートAの環境で学習)されています。

ご本人もスタジオの公式サイトにある「卒業生からのメッセージ」として、「私も皆さんと同じく81ACTOR’S STUDIOに通い、役者として、そして人として大切なことを教わりました」とコメントを寄せられています。

この事実は、たとえオーディションで類まれな才能が認められた人(ルートB)であっても、プロとして本格的にキャリアをスタートする前に、スタジオの体系的な基礎訓練(ルートAの環境)が不可欠なプロセスであったことを示しているんだと思います。

才能(原石)を発掘し、それを自社の育成機関(スタジオ)で磨き上げてから現場に送り出す、という81グループの確固たる方針が伺えますね。

西山宏太朗さん(第3回オーディション特別賞受賞、スタジオ第22期卒業)も同様の「ハイブリッド」事例であり、スタジオで学んだ方々が、グループの顔として活躍されていることがよくわかります。

81アクターズスタジオの卒業生になるプロセス詳細

では、実際に81アクターズスタジオの「卒業生」になる、つまり81プロデュースに所属するためには、どんなプロセスがあって、どれくらい大変なんでしょうか。皆さんが特に気にされているであろう、費用や倍率、合格率についても、私のわかる範囲で詳しく見ていきます。

高橋李依や上田麗奈は何期?

「高橋李依さんや上田麗奈さんは何期?」という疑問もよく検索されているようですが、これはおそらく「スタジオ(養成所)の本科〇期生」という意味で探されているのかなと思います。ですが、これも少し経緯が違うかもしれません。

お二人は、第5回(2011年)81オーディションの「同期」受賞者(ルートB)です。

  • 高橋 李依 さん:第5回 特別賞・日本BS放送賞 受賞
  • 上田 麗奈 さん:第5回 特別賞・小学館賞 受賞

お二人とも、このオーディション受賞をキッカケに81プロデュースに所属されています。そのため、斉藤壮馬さんたちと同様に、オーディション受賞後に特待生としてスタジオで研鑽を積まれた(ハイブリッド)と推測されます。

事実、スタジオの公式サイトでも、斉藤壮馬さんや大久保瑠美さん(第3回オーディション優秀賞)らと共に、「卒業生からのメッセージ」にお二人の名前が掲載されています。

なので、「何期?」という疑問に対する直接的な答えは、「(養成所の期生というより)オーディションの第5回受賞者」というのが一番しっくりくるかもしれませんね。

スタジオ(養成所)ルートの費用

声優養成所の資料を見ながら電卓を叩き費用について真剣に検討する日本人女性

もし、倍率が非常に高いオーディション(ルートB)ではなく、養成所(ルートA)からじっくりと所属を目指す場合、当然ですが費用(自己投資)がかかってきます。

81アクターズスタジオの本科(1年制)の場合、2026年度の納入金(目安)は以下のようになっています。

  • 入所金:200,000円
  • 年間授業料:434,000円

(※この他に、教材費やオプションクラスの受講料などが別途かかる可能性があります)

合計すると、初年度で63万4,000円は必要になる計算ですね。これは声優養成所としては、青二塾(東京校)や日ナレ(週3回クラス)など他の大手付属養成所と比較しても、標準的か、大手の中では比較的良心的な範囲かもしれません。

とはいえ、決して安い金額ではありません。私も養成所選びの際は費用面でかなり悩みましたが、このあたりはご家族ともよく相談が必要な、非常に重要な部分ですね。

【最重要:必ず公式サイトで確認を】

上記はあくまで2026年度の参考情報(執筆時点のものです)です。

費用、カリキュラム、募集要項は、年度によって変更される可能性が非常に高いです。

入所を検討される場合は、必ずご自身で81アクターズスタジオの公式サイトに掲載されている最新の募集要項を直接確認してください。

81オーディションのすごい倍率

数千人の応募者の中からたった数名しか選ばれない高倍率のオーディションを象徴するイメージ

「学費が無料になるならルートB(81オーディション)の方がいい!」と誰もが思うかもしれませんが、こちらの倍率は本当にすごいです。まさに「狭き門」というレベルではありません。

公開されている過去のデータ(出典:81PRODUCE公式サイト「81オーディション」情報)を基にすると…

  • 第13回(2019年):応募2,056名 → 受賞5名(約411倍
  • 第14回(2020年):応募3,531名 → 受賞5名(約706倍
  • 第15回(2021年):応募2,626名 → 受賞4名(約657倍

…と、平均して約400倍~700倍を超える、とてつもない競争率です。まさに「スター発掘」の言葉通り、宝くじに当たるような確率にも見えてしまいます。

もちろん、オーディションは運だけではありませんが、この倍率を突破するには、審査員の目に留まる、よほどの才能、個性、将来性、そして運が必要になることは間違いないですね。

応募者数・受賞者数は変動する

注意したいのは、これはあくまで過去の実績であり、年によって応募者数も、プロダクション側が「獲りたい」と思う人数(=受賞者数)も変動するということです。倍率はあくまで一つの目安ですね。

スタジオ本科の合格率は?

では、もう一方のルートA(スタジオ本科)の生徒が最後に受ける、「プロダクション所属オーディション」の合格率はどうなんでしょうか?

これについては、具体的な合格率や合格人数は一切公開されていません。これは81プロデュースに限らず、どこのプロダクションでも同じで、企業の経営戦略や人事に関わる内部情報なので、まず公表されることはないですね。

ただ、いくつか推測できる材料はあります。

  1. ルートB(公開オーディション)であれだけの狭き門(400~700倍)を設けている81プロデュースです。その「所属」へのハードル自体が極めて高いことは明らかです。
  2. 一般的な声優養成所において、卒業時に所属(または預かり所属)になれるのは、全生徒のうち「ほんの一握り」と言われています。私の感覚でも、クラスの1割も残れれば良い方、というのが実態に近いかなと思います。

「1年間にわたる長期オーディション」

私の経験上ですが、養成所に入ったからといって安心はできません。むしろそこからが本当のスタートです。

81アクターズスタジオでは、日々のレッスンの取り組み、学期ごと(年2回)のレベル別クラス分けオーディション、さらに月1回の特別授業(音響ディレクターやマネージャーによる模擬オーディション)など、常に内部競争と評価にさらされる環境です。

つまり、スタジオ本科に入所することは、事実上「1年間にわたる長期オーディション」に参加することを意味します。最終オーディション一発勝負ではなく、この1年間の総合評価で「成績優秀」と認められた人だけが、次のステップ(所属)に進める…それだけ厳しい世界であると考えるのが自然だと思います。

卒業生の活躍分野と育成環境

81アクターズスタジオが業界トップクラスの育成機関である理由は、単に所属者が多いだけでなく、その卒業生の活躍分野が非常に広いことかなと思います。

アニメ(斉藤壮馬さん、高橋李依さんなど)、吹き替え(三宅健太さんなど)、ナレーション(恒松あゆみさんなど)、子供向け番組(くまいもとこさんなど)、さらには歌やダンスをこなすアイドル声優ユニット(例:i☆Risの久保田未夢さんも81プロデュース所属ですね)まで、本当に全方位です。

これは、81プロデュース自体が全方位的なマネジメントを行っていることの証左であり、その育成機関であるスタジオが、現代の声優業界が要求するスキルの多様化に完全に対応していることを示しています。

現場のニーズに応えるカリキュラム

広々としたレッスンスタジオで演技や身体表現のトレーニングに励む日本人の生徒たち

スタジオの本科カリキュラムが、基礎的な「ことば(演技)」「声楽」だけでなく、オプションクラスとして「ダンス」「空手」「日本舞踊」「ナレーション講座」まで提供しているのは、まさにこのためでしょう。

一見「空手?」と思うかもしれませんが、アクションシーンでの身体の使い方や、イベントでの立ち居振る舞い、あるいは時代劇での所作など、声優の仕事はアフレコだけにとどまりません。

スタジオが掲げる「あらゆるシーンで活躍できる声優の育成」という言葉は、この全方位的なカリキュラムと、グループ会社(音響制作のHALF H・P STUDIO)との連携による「現場に近い環境」によって、強力に裏付けられているんだと思います。

81アクターズスタジオの卒業生を目指す価値

厳しい訓練を経てプロの声優としてスタジオのマイク前に立つ自信に満ちた日本人の姿

ここまで見てきたように、「81アクターズスタジオの卒業生」と一口に言っても、それは2つの異なる、しかしどちらも非常にハイレベルなエリートコース(ルートA:養成所選抜、ルートB:公開オーディション選抜)を通過した方々の集合体であることがわかりました。

そして、どちらの道も、所属できるのはほんの一握りであり、非常に狭き門であることは間違いありません。

ですが、もしあなたが本気で声優を目指していて、特に「81プロデュースに所属したい」という強い意志があるなら、81アクターズスタジオ(ルートA)への入所を目指すことは、最も有効で、最も確実な選択肢の一つだと私は思います。

なぜなら、そこは業界最大手のプロダクションが、その戦略的人材開発部門として運営する「現場そのもの」であり、現役の俳優やスタッフから直接指導を受け、1年間にわたって「常時評価される」環境だからです。

それは、想像を絶するほど厳しい環境かもしれませんが、着実に実力をつけ、自分をアピールし、チャンスを掴むための「王道」でもあると感じます。

簡単な道ではありませんが、本気で考えるなら、まずは資料請求や(もし開催されていれば)説明会に参加して、ご自身の目でその環境の「本気度」を確かめてみるのが一番かもしれませんね。